​低侵襲な虫歯治療

 虫歯(う蝕)は歯周病とならぶ歯科2大疾患で、厚生労働省による平成 23 年歯科疾患実態調査によると、高齢者に虫歯が増加する傾向にあると報告しています。

 近年の虫歯治療の国際的な傾向はいかに低侵襲に虫歯を除去・修復するかということです。低侵襲(Minimal Intervention)の概念は2002年に国際歯科連盟によって提唱されました。そこには「歯を削る」という行為は「虫歯の進行を停止することができない状態」や、「機能的または審美的な要求がある場合」に限るべきであるとされています。また、歯を削る際は極力歯を削り過ぎないよう努め、割れそうなエナメル質と感染した象牙質のみに限定すべきと報告されています。

 なぜならば、エナメル質の白斑や、う窩(虫歯による穴)を形成していない象牙質う蝕は、その進行が停止したり治癒(再石灰化)したりすることが証明されているためです。従って、そのような病変に対しては、まずは 再石灰化療法を行って経過観察することが推奨されています。

 上野歯科医院では健康な歯質を残し、低侵襲に虫歯の治療を行うよう努めています。